社会を動かすSTORY

女性の社会的立場

男性の困難性は可視化されやすいのに対して、女性の生きづらさはしばしば問題として 認識されない状況にあります。

コロナ禍の初期は「シー・セッション(女性不況)」と呼ばれ、経済状況において女性が男性以上に窮地に陥る状況に苛まれました。具体的には、DV増加、ケア労働(育児・介護)の強要、夫のテレワークのために息抜きができないなどの問題が表面化したのです。

何より重要な問題が、女性の「解雇数」の増大です。女性が多く従事している飲食業、サービス業では不安定な処遇が問題になっています。(※1)

 女性は非正規雇用にされ、企業の業績が悪い時に自由に解雇できる「雇用の調整弁」として扱われているのです。また、主婦層を中心とする就労志向の女性に「あなたは仕事をする上で、生理が原因で女性が男性より不利になっていると感じたことはありますか」と質問し、73.6%が「ある」と回答しました。(※2)

 「女性は家事・育児や生理などで継続して仕事をすることができない」「実力主義の世界で女性は男性に比べて相対的に仕事をする能力がない」・・・はたして本当にそうなのでしょうか?

 524ディスクは漏れる心配が少なく、生理痛を緩和しながら最長12時間使用できるため、生理を忘れて仕事に励むことができます。働く女性が自分のキャリアイメージを高解像度で描けるように、継続的に働く社会的な素地をOIISAは提供します。

生理貧困

女性たちは毎月数千円の出費を余儀なくされ、経済的な理由で生理用品が購入できない 「生理貧困」が存在します。

月経カップブランド『Intimina』のアンケート(母数:2,000人)(※1) によると、平均的な女性がタンポンとナプキンに費やす金額は月々1,450円、生殖期間(12~52歳)全体で約70万円にまで上ります。

 厚生労働省による2022年2月の実態調査(※2)では、新型コロナウイルス感染拡大以降の生理用品入手について、入手に苦労した経験が「よくある」「ときどき」は全体としては 8.1%、世代別では18-19歳と20代で1割を超えています。世帯年収別では「収入なし」世帯は13.2%、「100万円未満」で16.8%、「100-300万円」で11.6%と、低所得世帯を中心に生理貧困が生じています。

 また、対処法としては、「交換の頻度・回数を減らす」「ティッシュペーパーなどで代用」「家族や同居者に譲ってもらう」人も多いことが明らかになりました。生理用品を入手できないことで、プライベートの予定をあきらめたり、仕事・家事・育児・介護が手につかなかったりなどの付随的な問題も生じています。

 524ディスクは衛生的かつ再利用可能な生理用品であり、一度購入すれば半永久的(※3)に生理用品代を節約することができます。

※1 出典:Women‘s Health

https://www.womenshealthmag.com/jp/wellness/a30069977/average-cost-of-20191205/

※2 出典:nippon.com

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01288/amp/

※3

2年周期での交換を推奨

環境問題

一人の女性が一生で消費するナプキンの枚数は36,000枚〜38,400枚となり、その分のプラスチックを消費することになります。

一人の女性が一生で消費するナプキンの枚数は、9,000枚〜9,600枚と試算(※1)されます。

アイルランドの環境保護主義者のソフィー・へルヤーによれば、「一つのナプキンに含まれるプラスチックの量は、ビニールの買い物袋ほぼ4つ分に相当する」(※2)ため、女性は一生に36,000枚〜38,400枚までのレジ袋分のプラスチックを消費することになります。

世界の女性人口は現在約38億人ですので、レジ袋換算で136.8兆枚〜145.92兆枚分のプラスチックが廃棄物として地球上に蓄積されていく未来が待っているのです。

これにより、2050年には魚より海洋プラスチックごみの量が多くなる(※3)と言われています。 

OIISAはリユース(再利用)できて、リサイクル性も高い「環境に優しい」持続可能性のある生理用品です。従来の使い捨て生理用品をOIISAに置き換えるだけで、美しい地球が保たれるのです。

イラスト制作:@dokukinoko

※岡田晴恵教授の本「新型コロナウィルスハンドブック」でイラストを担当

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